StarTrackers-人物紹介ブログ

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佐治信忠の経歴や人物像を調べてみた!「大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない」と語るサントリーHD会長の信念とは?

佐治信忠氏は、サントリーホールディングス代表取締役会長を務める人物です。 「大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない」という信念を持ち、サントリーの成長に大きく寄与してきた人物でもあります。

今回は、そんな佐治信忠氏の経歴や人物像、「大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない」と語る真相について解説していきます。

佐治信忠氏のプロフィール

まずは、佐治信忠氏のプロフィールや経歴、サントリーホールディングスの概要からみていきましょう。

佐治信忠(サントリーホールディングスより)
名前 佐治 信忠(さじ のぶただ)
生年月日 1945年11月25日
出身地 兵庫県川西市
居住地 -
最終学歴 慶應義塾大学経済学部経済学科卒業、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)経営大学院修了
職業 サントリーホールディングス株式会社代表取締役会長
趣味 読書、ウオーキング、水泳

佐治信忠氏の経歴

佐治信忠氏は、1945年11月にサントリー2代目社長である佐治敬三の長男として兵庫県川辺郡(現在の川西市)で生まれました。

1964年3月に甲陽学院高等学校を卒業し、1968年3月には慶應義塾大学経済学部経済学科(国際経済学の山本登ゼミ)を卒業しています。

その後、1971年3月にカリフォルニア大学ロサンゼルス校経営大学院を修了し、同年4月からソニー商事に入社しました。 1974年6月にサントリーへ入社し、1989年3月には副社長に就任、2001年3月からは社長に就任しています。佐治信忠氏が社長に就任していた期間は2009年3月までです。

さらに、2001年9月には日本洋酒酒造組合理事長、同年12月には日本ワイナリー協会会長にも就任しています。2002年3月には、サントリー会長を兼務するようになりました。こちらの任期も2009年3月までです。

2002年5月には社団法人総合デザイナー協会理事長、2003年8月にはビール酒造組合会長代表理事にも就任しました。ビール酒造組合会長代表理事は2004年7月まで勤めていました。

2009年2月にはサントリーホールディングスの社長、2014年にはサントリーホールディングスの会長に就任しています。

サントリーホールディングスの概要

サントリーホールディングスは、大阪府大阪市北区に本社を置く株式会社です。

洋酒やビール、清涼飲料水の製造・販売を行っています。 主要な事業はアルコール飲料の製造・販売ですが、1980年代以降は清涼飲料水でも一定の地位を築くことに成功しています。

以前は初代のサントリー株式会社を中心とするグループでしたが、2009年4月1日から持株会社制に移行しました。そして、2022年7月1日に子会社のうち日本国内における酒類事業の再編が行われ、2代目のサントリー株式会社となりました。

佐治信忠氏の人物像

佐治信忠氏は歯に衣着せぬ言動が多く、「本音の論客」として財政界に対してもストレートに物を言います。ストレートな物言いが話題になることも珍しくありません。しかし、ただストレートに物事を発するだけではなく、しっかりと実績を残していることから、明確な裏付けもあるのだと考えられます。

雑誌「フォーブス」では、2013年4月3日付の記事で個人資産が107億ドルと推定されており、日本の富豪2位にランキングされていることでも有名です。

また、宣弘社社長の小林隆吉氏とは大学時代に広告研究会に所属していた頃からの友人で、2002年に経営難に陥ってしまった宣弘社を買収し、サン宣弘社を設立しています。

現在は電通グループの一員となり会社名を「電通アドギア」に変更していますが、宣弘社は現存しています。

「大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない」と語る真相は?

佐治信忠氏について書かれた書籍『世襲と経営 サントリー・佐治信忠の信念』の中で、「大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない」という言葉が取り上げられています。最後に、「大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない」と語る真相についてご紹介します。

佐治信忠氏がこのように語っているのは、サントリーグループの企業理念が根底にあると考えられます。 サントリーグループの公式サイトに書かれている企業理念(わたしたちの価値観)を見てみると、「Growing for Good」「やってみなはれ」「利益三分主義」の3つが掲げられています。

この中の1つである「やってみなはれ」が「大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない」につながっていると考察できるでしょう。

「やってみなはれ」は、失敗を恐れることなく新しい価値の創造を目指すため、諦めずに挑戦することを意味しています。つまり、会社自体が大きな目標に向けてチャレンジすることに前向きだと言えるのです。

まとめ

佐治信忠の経歴や人物像、そして「大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない」という言葉の真相についてご紹介しました。

佐治信忠氏自身も、アメリカ市場への挑戦などを実践し、グローバル化の推進に一役買っています。実際に大きな夢を掲げ、成功しているからこそ、説得力のある言葉です。

グローバル化を推進するため、ニュージーランドのフルコア社、フランスのオランジーナ社、イギリス老舗ブランドのルコゼードとライビーナ、アメリカのビーム社の買収を行いました。その結果、佐治信忠氏の行動で真のグローバル企業へと成長するきっかけとなったのです。

佐治信忠氏は、「大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない」とただ語るだけではなく、自分自身でも行動しています。結果も残していることから、多くの人から支持される人物だと言えるでしょう。