オロナミンCやカロリーメイトで知られる大塚製薬ですが、どんな人物が社長を務めているのか気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、大塚製薬の元代表取締役社長・現代表取締役会長を務める樋口達夫氏についてご紹介します。樋口達夫氏のプロフィールから経歴、実績まで調査しました。
樋口達夫氏のプロフィール
名前 | 樋口 達夫(ひぐち たつお) |
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生年月日 | 1950年6月14日 |
出身地 | 東京都 |
居住地 | - |
最終学歴 | 北海道大学大学院 |
職業 | 大塚ホールディングス代表取締役社長兼CEO、大塚製薬代表取締役会長、日本製薬団体連合会副会長 |
趣味 | - |
樋口達夫氏は、大塚製薬・大塚製薬工場・大鵬薬品工業といったグループ会社をまとめる大塚ホールディングスの初代代表取締役社長です。
その他、大塚製薬代表取締役会長、日本製薬団体連合会副会長なども務めています。
樋口達夫氏の経歴
1975年 | 北海道大学水産学部食品学科卒業 |
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1977年 | 北海道大学大学院修了 大塚製薬入社 |
2000年 | 同社代表取締役社長に就任 |
2008年 | 大塚ホールディングスの初代代表取締役社長に就任 |
2018年 | 日本製薬団体連合会副会長、東京医薬品工業協会会長に就任 |
2020年 | 大塚製薬代表取締役会長に就任 国立大学法人北海道大学経営協議会委員に就任 |
樋口達夫氏は、東京都出身ですが、大学は北海道大学を卒業しています。
現在は水産学部の食品学科が存在しないため、入学難易度などは不明です。しかし、1960年代以降は環境問題が大きく注目され始めたこともあり、環境問題にも深い関わりを持つ水産学部は人気が高い学部だったと考えられます。
樋口達夫氏は大学院を修了し、大塚製薬に入社してから約23年で代表取締役社長に就任しています。
これらを踏まえると、樋口達夫氏は当時からかなりの秀才で、腕の立つ人物だったと言えるでしょう。
大塚製薬の代表取締役社長に就任してから8年後には、新たに発足した大塚ホールディングスの代表取締役社長に就任し、その後も日本製薬団体連合会副会長、東京医薬品工業協会会長などを歴任しています。
日本製薬団体連合会と東京医薬品工業協会は共に、医薬品工業の発達や国民生活の向上に貢献することを目的とした団体です。日本製薬団体連合会は製薬業界で活躍する業界団体で組織されている団体で、日本ジェネリック製薬協会や日本OTC医薬品協会なども加盟しています。
特に高品質で低価格のジェネリック医薬品に助けられている方は多いのではないでしょうか。OTC医薬品も急な風邪や受診できない時に重宝します。
樋口達夫氏は上記のようになくてはならない存在のトップに立っており、様々な活動・事業を展開しているのです。
樋口達夫氏の実績
樋口達夫氏の凄まじさは経歴からも見て取れましたが、具体的な実績はあるのでしょうか。 樋口達夫氏は、大塚ホールディングスの上場に踏み切った人物です。
意外に思われるかもしれませんが、大塚製薬は今でこそ国内製薬企業のトップクラスを維持していますが、大塚製薬の創業者である父親・武三郎が上場に否定的だったことから、大塚製薬は長年非上場の企業でした。
しかし、樋口達夫氏は大塚HDの代表取締役社長に就任して約2年で上場に踏み切ったのです。上場に踏み切った理由は、現状維持では未来を切り拓けないと考えたためです。
新たな課題に挑戦し、より良い企業を目指すという意味でも、大塚HDを上場させたのは素晴らしい判断だったと考えられます。
樋口達夫氏がトップを務める大塚HDが大切にしていること
大塚HDは、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”(世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する)を企業理念として掲げており、「大塚だからできること」「大塚にしかできないこと」を大切にし、様々な事業の展開・活動をしています。
実際に、トータルヘルスケアが可能な独自のビジネスモデル、グローバル展開、革新的な製品・サービス創出の追求など、大塚HDならではの強みは多くあります。特にブランド力は大塚HDならではの独創性によって粘り強さを見せていることは、誰もが感じている点ではないでしょうか。
ポカリスエットやオロナインをはじめとする革新的な製品は、大塚製薬だからこそ編み出せた賜物です。
現在も研究開発には力を入れており、今後も新しい商品が生み出されることも期待できます。
まとめ
今回は、大塚HDの元代表取締役社長・現代表取締役会長を務める樋口達夫氏についてご紹介しました。
大塚製薬の製品は日常でもよく見かけることから、社長や企業理念について気にしたことがなかったという方も多いのではないでしょうか。
しかし、現代表取締役会長である樋口達夫氏は、現状維持では成長できないとし、持ち前の判断力で企業を支えてきました。
「大塚だからできること」「大塚にしかできないこと」を大切にしていること、世界5指のヘルスケア企業を目指していることから、今後の製品やサービスにも期待できるはずです。